先日ですが、浅草演芸ホール行ってきました。
多分、本格的な落語と講談見るの養成所以来な気が。三回目ぐらい?
当時は池袋演芸場見に行ったのかな。
柳家喬太郎さんとかを見に行った気がする。
喬太郎さん好きなんすよ。下ネタ交えた落語やってる途中に、小学生の存在に気づき『気づかなかった、ごめんー!』と途中で言い出して笑いました。
昭和のいるこいる師匠が素晴らしく面白く。
聞こえねえよ、わかんねえよ、おぼえてねえよ、みたいな漫才で、とにかく爆笑。
あの年齢の方々が聞こえねえとか、覚えてねえ、とか、ボケなのにリアルのボケなのなんなのかかわかんねえ感じが面白さに拍車をかけていた。
この日はトリが神田伯山氏とのことで。
元うえくろ、くろさわくんが教えてくれたので行ってみました。
本当は笑福亭羽光さんも日にち次第で見れたので見たかったのですが、違う日でした。
角座であって以来あって無いな。
知らない人しかもちろんいないのですが、前のメカさんと出たライブ同様、新鮮にネタ見れますね。
面白い。
ベタが一番初見としては面白い。
ベテランの方はテンポもそうだけど顔芸とか細かくテクニックを使える。おもしれー。
でも、自分も自戒を込めて言いますが、ベテランの深みのあるテクニックに比べて小手先のテクニックのみでウケてると、薄味に見えますね。
受けは取るけど、そこに刺さるものが無いと演者側はダメだよなー、と今更再認識しました笑。
昔はボーッと見てたんですが、もう何年もやってると演者側の心情も透けて見える。
そして、今日みたいに立ち見ある日は珍しいっぽく、皆も熱演。
おそらく、鉄板に差し替えた方もいるのでしょう笑。
皆さんウケてました。
あとは浪曲の方が今見ると面白いですね。
おじさんとおばあさんの三味線鳴らす人。
どんな関係性なんだろう、コンビなんだろうか。
全く寄席いかんからわからん。
で、浪曲の人がアイドリングトーク中に三味線チューニングしたりしてるし、
本ネタの歌はいった瞬間三味線鳴らすし。
内容も馬鹿馬鹿しいチャリの話題を歌にしてて笑う。
チャリあるあるなんだけど、リズムと、歌の妙とおばあさんの揺り動かしで笑う。
これ、テレビとかでハマりそうだけどな。失礼ですけど。
落語の方もトリ付近の方はもう達人の領域なんですよね。
顔芸、テンポ、演技、声色の強弱、ふんだんに使う。
あとは染之助染太郎さん的な曲芸師さん。
これも極める道というか、見た目以上に積み重ねないと無理な。
どう経て、ここの道にたどり着いたのか興味ある。
染之助さんたちを見て?マジシャン的な事から派生して?
そして伯山さん。凄かった。
間の取り方、と迫力、扇子、というか小道具(あれ講談ではなんと呼ぶのか)を両手にテンポを作るのが上手い。
いわゆるブリッジ的に使うんだけど、その後に演技でまた間を作る。
西村さん(現落語家)というピンの実力者の面白い方がいたんですが、足で音をトトトン!とたててブリッジを違和感なく作るんですが、
あの所作に近いですね。(芸人さんに芸人さんで例えてすいません。)
講談はお笑いの漫談とはまた別なんですね。
人情噺有り、笑いあり。
お話を見せるのがメインなんだろうけど、笑いのウェイト多目が講談なんだろうと。
忙しなく二、三分でボケを詰め込むより世界観が広いレンジで作れるんだろうなと。
にしても桁が違う。
本番後は店はほとんど閉まっていた。
結果、浅草、一切観光せず寄席のみ。
まあバイト後なんで。
若い人も多いのは伯山さんの効果なのか。
にしても、刺激になりまして、
結局次の日にかけて新ネタ作ってしまう流れになりました。
ありがとうございました。