また全世界線をコンプリートしました。
俺は昔からアニメはオタクくさいとか気持ち悪いとか言ってた年代の最後で、
それで無視してたメディアはあったけど、今こうして13年も前のシュタインズゲートに撃ち抜かれて、やはり食わず嫌いは駄目だなと。
この年でゲームでここまで打ちのめされるとは。
シナリオが本当凄い。
サブストーリー、というか別世界線とはいえ、これでシュタインズゲートゼロやるのは怖いな。
秀作が多い、切ない。ホロリとする話もあって。
今までは岡部主役の話なのが、今回は別の人物が主役になったりするので、第三者として岡部の一枚絵が初めて実装された分、苦悩が声だけじゃなくて絵でも出るのですげえ辛い。宮野真守さん含め、実力者の声優陣が固められているので、凄い。
まゆりのパートの演技は本当に花澤香菜さんに持ってかれるんです。泣く。音声を声を飛ばしてしまうボタン連打ではなくしっかり聞こうとオート仕様にしてました。
紅莉栖の今井麻美さんもまた凄いんですが。まあ全員実力者なんです。
重たい話が多いので、やるごとのカロリーが高くてなかなか疲れました。声の重要性も見せつけられたゲームだと思いました。
ただ、まず原作シュタインズゲートを知ってないと全く話がわからない。
結構初見は捨てた戦略してるんだなと。
自分は、そこのラインでまず2000年台の時はPS3プラットフォームを持ってないので(古く言えばxbox360が最初のプラットフォームのゲーム)プレイするまでにそもそも辿り着かなかったわけで。
アニメが話題になったのは耳にしてたけど、まあアニメ興味ないし、で。
ゲーム原作は絶対ゲームでやりたい派なので。
逆になんの偏見もなく2021年にシュタインズゲートにたどり着けたのは幸運だったのかもしれない。
あとはこちらの年代も。
ダルの喋るいわゆる『2ちゃん語』(ネットスラングの古いバージョン)も、俺の年代は直撃というかある程度肌感覚ではわかるけど【常識的に考えて(常考)】【ぬるぽ、ガッ】【激しく同意(禿同)】【そこにしびれる憧れる】等の2000年代ネットスラングって今の10代だと知らないし、わけわかんねーと思うんだよな。(まあ痺れるはジョジョが本当の元ネタだけど。)だから当時もアニメファンとか凄い狭いところにしか刺さらなかったというか、局地的にヒットしてたのはわかる。(まあ映画の興行収入が五億超えてて局地的というのも変だけど)
アニメもここ数年は逆に面白いと言われたら(主にゴットタン佐久間さんあたりの方が言ってるものは)積極的に見るようにしてる。
ヴァイオレットあたりとかはその類ですね。
おっさんになるとそもそもなんでもどうでも良くなるので笑、偏見は消える。
にしても、この秀作っぷりはなんだ。
タイムリープなんか手垢じゃねーかと思ってたのに。
しかも、原作ゲームは序盤眠くて眠くて(こりゃオタク層だけが褒めてる後半まくるだけのゲームかもな)と思ってたのでその良い方向への急展開はハードル下げた分深くブッ刺さりました。
完全にファンです。
正直シュタゲゼロで終わらせたくないぐらいにはハマり散らかしてる。
いや、映画でもここまで感動させられた作品はなかったので、やられましたね。
ショーシャンクは個人的に伏線回収の金字塔と思うんですが、シュタインズゲートはゲームプラットフォームの『長い拘束時間が使える』という力をうまく利用してとんでもない大作にしてますから。
単純にヴォリューム面でこちらの方が面白いと思ってしまう。
メタルギアはストーリーの作品跨ぎ伏線とかやりますけど、拘束時間の長さがやはりゲームとしての利点だと思う、小島監督も映画で2時間で収めてくれ、と言われたら苦戦すると思うんですよね。ただメタルギアの場合まず『操作が既にゲームとして面白い』という前提があるので。ストーリーは勿論のこと。
シュタインズゲートは一枚絵の時代のアドベンチャーなので、ほぼシナリオ一本勝負でなんとかしてるのが凄い。まあフォーントリガーが大事なゲームとしての共犯関係の要素なんですけど。
まだまだこの年でもしらん良いもん転がってるもんですね。
しっかり、アンテナ立ててないとダメですね。
どんどん嗅覚おっさんになってきますからね。
まあ運動してるうちは海馬の細胞増え続けるらしいんで腐らないようにしてきたいすね。
刺激もらえた分活かしましょう。
そのうちネタバレありでしっかり書こう。
比翼恋理のだーりん感想もhttps://kamomesoccer.hatenablog.com/entry/2021/12/29/231248