『ヴァルキリープロファイル』シリーズ完全新作『ヴァルキリーエリュシオン』が2022年発売決定! 3DアクションRPGに【State of Play】 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com
ヴァルキリープロファイルは初代PSの作品なんだけど、アクションパート、RPGパートもあって面白いんすよね。シュミレーションパートもうまいシステムで。スマホ版で出てます。
神様側が主人公なんですけど、その主人公も元々は死んだ人間。
キャラが死んでから仲間になる(エインフェリア)っていう斬新なゲームで、死ぬ前のストーリーもシナリオが本当全員秀逸で(人数もすげえいんのに、一人づつ全員ストーリーがある)、死に際も壮絶、シナリオライターが神がかってる素晴らしいシナリオです。
深いというか、子供にやらすには複雑な背景が多いんですよね。身分差別、種族差別、嫉妬、権力闘争、悪人を倒すために権力者を殺して死刑、とか。自分の命と引き換えに魂を差し出す、みたいな様々な事情から命を落としたものたちを神が使役して、悪いものの魂を戦って浄化して、天国に転送する。
だから仲間たちが成仏したら仲間が徐々に減っていきます。
政府側に騙されて殺されたり、毒をもられたり、可哀想な殺され方多いですけど、話のベースがとてもしっかりしていて、ちゃんとキャラが立っている人達ばかり。日本風のサムライタッチのキャラもいる。ヴァルキリーが仲間にするのもわかる絶妙に助けて成仏させてあげたくなる人達ばかり。
アリューゼという最初に仲間になる傭兵がバックグラウンドがとてもよく死に様もカッコ良いので序盤はこのキャラのおかげで引き込まれると言って過言ではないと思う。
敵側もレザード、という子安武人さんが声優を当ててるすごく癖の強い敵役が素晴らしく、2にも出てます。
3にも出るんだろうな。出なかったらわかってないなーと思う。てゆーか英語吹き替えになってるのでそもそもそこベースでグローバルを視野に入れてて日本語版ベースで考えてないのかな。黒人さんキャラ入れてるのは正にグローバル向け。
ベースの話は欧州神話ですね、ヴァルキリー(ワルキューレ)ですから。スクウェアお得意の。伝説のメーカー、トライエースが開発。ラジアータストーリーズとか、どっちかというと暗く悲劇的なシナリオを好むスタジオです。
当時アニメっぽい絵柄のRPGがダメな人だったので、この絶妙なタッチの絵柄ですんなりやれました。今やると絵が古く感じるかもね。中立的で好きなんですけど。当時萌系に寄せてるデザインのRPG多かったので。
トゥルーエンディングに行くまでが条件が複雑だけどそこのシナリオもよくできてる。
ただ、アクションRPGメインだともう昔のファンは考えてない感じですね。無双系というかゼルダ系というか最近の主流のヤツ。
ターン制のあの共闘がよかったのに。けど今の子やるにはあのシステムテンポ悪いかもね。
ストーリーだけは良くしてくれるのか。
ちゃんとメナスヴァルキリーは出るのか。
実は2があって1のシステムを何個か無視したタダのRPGにしたらとても単調でつまらなかったんですよね。CGだけ豪華にして。ストーリーは、前回のキャラがふんだんに出てきたり、まあ、まあまあぐらいでした。
あの重厚なストーリーのバックグラウンドの死んだ者たちを使役するのがキモだったのにそれを無くしたらなあと。
今回もそれに似たパターンなのでよっぽど高評価じゃないとやんなそう。アクション苦手だし、PS4持ってねえし。
でも20年以上前のヴァルキリープロファイルを引っ張り出すほどに今のメーカーは新しいものを作らせてもらえない環境なんでしょうか。
器だけヴァルキリーをいただいてメーカーが作りたい案を使って全く別物を作るような予感してるから、それは嫌だなあ。