なんとなーくAmazonの評判良かったのでカオスチャイルド 後日談の小説を読みました。図書館で借りれたので。
基本、カオスチャイルド ゲーム版をトゥルーエンドまでやってないと読んでも意味はわかりません。
すげえ、よかったです。寝る前にテキトーに読むかー、眠くなったら寝ようと思って、眠気が来ず読破してしまいました。
シナリオももちろん原作の人なんですけど、文章力がとても良くて。
原作のゲームも人を選びますが僕はなかなか張り倒されたシナリオだったので。
まあ人に勧めようとは思いませんが。
まあもうネタバレなしでは書けないのと、読まないと思うので、やったことはない人は読まないでね。
まあ辛い話の原作なんで、どうあがいても主人公は報われないんですが(描写も直接は無し)、カオスチャイルド 症候群の話をメインにその後の彼女達の話と、症候群による社会からの差別の話も絡めて、謎も伏線回収もありつつ、とても読み応えのあるシナリオで。
部分的にシュタゲのダルと牧瀬紅莉栖も登場しますがあくまでそこは添え物なので。てゆーか登場は知らなかった。ダルは名前ないけどね。
後日談ものとしてクオリティ高かったですね。
文章力のおかげで一気に読ませられました。
とりあえず取り返しのつかない原作の悲しい話のせいで全体に悲しさがつきまとうのが切ない。
しかも真相を公言できないせいで常に好奇の目に晒されつつも弁解もできない。
伊藤くんと結人の話は切なかったですね。ここの掘り下げあるだけで痒いところに手が届いてるなと思いました。
有村の恋愛の話辺りもなかなか良かったですね。
差別問題の隠喩のような部分もあって、本当よく出来てました。
結局タクルがどう思ってるかの描写もないのが切なさに拍車をかけてるのかなと。
結局誰一人幸せになったわけではない中で、現実を受け入れて進む様子がとても原作の続きとして秀逸な描き方をされていて、大変良い小説でした。
カオスチャイルド やった人は読んだ方が良いです。
セリカはもうね。全体の読後感がしっとりしてます。
今後の科学アドベンチャーシリーズのマーヴェル化もといMCU化によってカオスチャイルド のキャラも新しいゲームで登場したりするんでしょうけど、重過ぎるからなあ設定。かなりライターさんは工夫しないと無理やり出すにも難し過ぎるだろうな。能力も消失してる状態なので。
伊藤くんあたり救いのある再登場欲しいよなー。可哀想過ぎるからな。結人もそうだけども。
久野里さんは確実に出るだろうけど。
先日、ようやくカオスヘッドノアもPSP版でやったので、科学アドベンチャーシリーズは網羅しましたね。噂ではシリーズ処女作なのでイマイチみたいな風に聞いてたんですけど、
ロボティクスノーツよりも面白かったですね。
アニメ風の演出のキャラはキツかったけど。昔はああいう演出で喜ぶオタクが多かったのかな。
昔から『なのらー』みたいなコントのオタク以外喋らない言葉をテキストに挟まられると萎えるのよね。2009年の作品だから狭い範囲のアニメオタに受けようとしてたのかな。昔だったら確実にやってねえな。
の割には内容はグロいし。サイコパスな事件多いし。流石原作CERO Zでした。まあPSP版はDだったけど。シナリオライターさんはイカれてるなあと。
ここの会社は良い子に残酷な事をすることが山場になると思ってる節があるんですけど、可哀想なんでやめて欲しい。整合性的に殺さんで良い人殺すパターン多いのよね。
まあでもお話自体は謎が多く最後までそこの種明かしまで長かったですが、まあまあ面白かったです。バッドエンド多過ぎで嫌いなので個別ルートは流し気味。
ただカオスチャイルド を終えた時点でネタバレを踏んだことがあったせいでなんとなくの真相は知ってる状態でやりましたが問題なかったです。
でもディソードの設定は毎回ラノベ臭くてどうなんだー?とは思う。能力者の設定のみで良かったんじゃないかなー。差別化したかったのかもだけど。
剣が出る世界観の話じゃないだけに違和感が。
にしても続編扱いのカオスチャイルド を先踏んでたのですんなりと楽しめましたね。
カオヘの主人公も大概ですが、初見の岡部倫太郎のときの方がかなりしんどかったです。シュタゲは後半盛り上げ倒すからなあ。
慣れですかね。別にまあ気持ち悪いオタクだなぁとは思うけど、そういうテイストのキャラなんだなと。こんなに行動を起こさないで引きこもる主人公でストーリー進める文章書くの大変だろうなと思いました。
まあ大分キャラ周りもクセ強過ぎで普通の人に勧めるのは無理ですけど。ストーリーラインは面白いし、惹きつけるなぁと思うけど。女性陣がちょっと現実にいない女すぎてカオスチャイルド よりもクセ強いすね。まあこのシリーズ大体そんなもんだけど。まゆしいみたいな人いたら怖いですしね。人間の放つトゥットゥルーは初見恐怖を感じましたからね。作ってる人は人間の女と喋った事ないんかなと思いましたから。
まあ慣れたらこのシナリオのキャラはそういうもんだ、で読み進めますけど。
シュタゲも中盤になればまゆりのメールの文面で泣くレベルで感情移入させられるし。
まあストーリーよければそこら辺の詳細は気にならない、という事なのかも。
にしてもまあ明らかに守備範囲外のもの読んだりやったりするようになったあたりシュタインズゲートの影響ですね。知見が広がったと捉えるか、無駄な知識増やしたと取るか。
まあ無駄も無駄じゃないんすけどね。
同じ情報だけ摂取してると麻痺しがちなので違う情報も入れたい。
にしてもこの年で昔は興味なかった範囲のもの色々踏むのは面白いなあと。
カオスヘッドも昔やったらもうあの絵の段階でやらない気はする笑。
でも、まあ面白いお話というか、長めの振りの話の方が楽しめるようになってきた感はある。ファンタジー感あるから先を読みづらいし。昔はファンタジー感あるのも難しかったしな。ツッコミどころもある段階で萎えてやらないし。
オチ読めちゃう話も嫌というか。
2時間だと予測は振り短いからつきやすいんすよね。
小説もだから好きだし。
ちょっとゲームシナリオの方が雑でも見れる感じがあるから。声あるし絵があるし補填ができる部分多いから。小説は破綻してると途中で本閉じちゃうから。完璧さを求めてしまう。だから伊坂幸太郎さんとか、東野圭吾さんのディティールの完璧さは震えるんすけどね。ハードルをゲームシナリオは一段下げてる気がする。だからシュタインズゲートぐらい完璧だと絶賛しちゃうんすよね。
一応個人的にカオスヘッドはお勧めはできないけど惹きつけられるストーリーでした。グロすぎるし癖は強いけど。
主人公も最後まあまあカッコよく締めるし。
意外とこれ苦手だなー、なものでも口にする余裕を持って生きてたいすね。
もうちょい酸味キツそうな面白い小説なりゲームシナリオなり探そうと思います。中原昌也さん(元暴力温泉芸者)とか、町田康さん的な文章。ライトノベル出身の方のも昔すごく嫌いだったので(ある方の読んだら大学時代余りに文章が漫画の萌えキャラみたいな口語体の文章で進む話でその手の小説読まなくなった)評判良い方の読もうかなと。今なら読めそう。
にしても最近身体を鍛えてから凄い肩が痛い。
健康になるために不健康になるそんな春先。
あと10キロ痩せるのが今年は目標ですね(現在ピークから-25キロちょい)。その時に果たして本当の意味で健康といえるのか否か。まあ全部変えないと本質も作るものも変わらないからね。
フーファイターズ好きだったのでテイラー・ホーキンスの訃報は本当嫌だね。まだ若いし。好きに生きないと。