伏線回収は、漫才、コントにおける『考え落ち』に近いものだと思うんすよね。
3分で振りを回収するって結構短めに早く展開しなきゃいけない中で、難しい作業なんすよ。
天丼も離れて散りばめ辛いですし。
それに比べれば2時間の映画、舞台だと散りばめるのもある程度融通がきくから、
振り逃げ、みたいな作品だとちょいがっかりしちゃうんすよね。
あの謎キャラは?とか、あの動揺の演技は?とか。
現実は振り落ちないのがわかってるのに、エンタメでもそれ見せられてもなあ、という。
逆に伊坂幸太郎さんのタイプのような、普段は伏線回収バリバリの人が、あえて透かしで何もありませんでした、みたいな手法は納得する。
考え落ちの方が明らかに労力使いますからね。
散文的なボケのコントの方が作る方ラクなんすよ。
無意味なボケドーン!ドーン!ドーン!みたいな。
それを、何日も頭悩ませないとうまく繋がらないもので繋げてる方が、なんとなく労力使ったんだなー、感がある。
まあそれも良し悪しですけど。ケラさんのいうこともわかる。