周りの方の評価は、完璧、人格者、妥協しない、人に優しい、
の中で本業の方ではない人なのに歌唱力もあり
ダンスも完璧に披露して。
どれだけすごい人物なんだろう。
それでも自分はこの世に存在してはいけないと思わせる何かが彼の中にあったのかと思うと、
本当にこの世は世知辛い。
これといってゴシップもなく、他人からしたら完璧な芸能生活にしか見えない事がそもそも重圧になり得たのかも知れない。
ドラマも歌の生番組収録も映画の公開も全部投げ打ってしまいたいほどに耐えきれなかった何か。
妥協しない姿勢がこのMVにも出てて。
すごい完成度。
本人からしたらでも何か自分に満足できないものがあったのかも知れない。
本当に難しい。
ただの優等生なイケメン俳優、という認識のみで見てた人物が亡くなってここまで『勿体ない』と思わされられたのは、観客としてやはり才能を当たり前に享受して見てしまってそのありがたみに気づいてなかったのを、突然いなくなる事でようやく実感させられてしまったという皮肉な結果のせいだと思う。
子役からキャリアを重ねて花開いた苦労人タイプだからこそ、見えたものがあったのかも知れない。
なんというか、どんな人物でも自分からいなくなる、というのは切ない。
成功してようとしてまいと。
ただ、苦悩してた以上、それから解放されたのは良かったのかも知れない、と思うしかない。
佐藤浩一さんの最後のメッセージが凄い沁みたな。