面白かったわ、久米宏さんの本。
前から気になってたんだけど、完全に存在を忘れてて、誰かのリツイートでエルカブキ上田さんが紹介してた、の文を見て借りてみました。
上田さん推薦なら面白いだろうなーと。
幼少期のラジオ体験から、TBSに入り、ラジオからテレビの黎明期を見てきた体験記。
何より、ラジオで、しかも昼間に、今じゃ出来ないアナーキーなコーナーを久米さんがやってんのよ。
読んでみて下さい。
あとは、ラジオアナの人が、かつてテレビよりもラジオアナとしての誇りを持って動いてた世代がいた、という話題。
YouTubeいくかよ、テレビマンの誇りがあるんだよ、の変遷と同じことが久米さんが若い時の1960年代で起きてた、芸能業界の生き字引的な図書としての役割も果たしてる良い本だと思いました。
いつの時代も一緒。そしてYouTubeも古くなる時代はすぐ来るだろうしね。
生よ、横山やっさんで。暴挙。
この女がブスか美人か●✖️でフリップ上げるコーナーは今じゃ無理だよ笑。
生放送もしょっちゅうサボり、しまいにゃ降板。
さすがのやっさん。
この時代のたけしさんの生番組バックれ、とか、
今の時代でやる人はいない、許されていた時代。
良い時代であり、無法者が許容され、伝説になれるギリギリの世代だったんだと思う。
勝新とかね。
ニューステーションの反体制思考。
マジョリティには付かない。だってテレビが巨大なのに強い側着くわけにはいかないということ。
久米さんの番組を見てる視聴者第一の姿勢。
批判されてることこそ、存在してることの証左、という考えは本当にカッコ良い。
ここらへんの久米節は芸人的でもあり、とても面白かったです。
読むべき。
もう、ガンガンにテクノとかUnderworld聴きながら本読むのが一番落ち着ける習慣になってきました。
日本語の歌詞付きの歌が飽きてきてる。
最後は久米宏さんの一言で終わります。
ではー。