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どうも!6/17生まれふたご座A型の『カモメ』のブログです。 ハゲてます。サッカー大好きです! ●ツイッター、等リンクはプロフィール欄へ  はい!画像は10年前です。

定番の面白さ テイルズオブヴェスペリア感想

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PS3RPG、『テイルズオブヴェスペリア』クリアーしました。

テイルズシリーズはPSのフォーマットでしか長い間リリースしてなかったので、PS3初プレイでした。長い間ニンテンドーフォーマットのゲームしか持ってこなかったので。最近はSwitchに移植されてます。

テイルズシリーズのテイルズオブジアビスPS2で去年やりました。

アビスの方はテーマが戦争であったり大量に近しい人が死ぬのでシリアスですが、ヴェスペリアはそういう意味では万人にやりやすい話です。

基本、欧州寄りの中世の世界観で行われてるRPGです。

最近のFFがやや近未来の世界観に寄せていったり、ペルソナシリーズは現代だったり、近年売れているRPGが中世の世界観から離れていく中で、ドラクエのみが中世の世界観に残り続ける中でそこのポジションを変わらず狙い続けてる感じなのがテイルズシリーズです。

ヴェスペリアはシリーズでも一番人気らしいので気になってたのでプレイしました。

普通に王道の面白さのあるRPGでした。一般層、ドラクエやれる人はやったら面白いかなと。

主人公は元王宮の騎士から素浪人になった自由人、街の水道の制御の機械が盗まれたらしくそれを探しにいくうちに色んなことに巻き込まれていく。

飄々とした主人公で落ち着いていて、歳もテイルズシリーズが幼い少年主人公が多い中で若者過ぎず、ただドラクエよりも癖のある設定で政府の要人が圧政を働いていたり住民を苦しめていて権力で無罪放免になってたりすると、夜道に人斬りを行い切り捨てている、という裏の顔がある主人公です。

そして王宮に残る同期の騎士と親友でそのつながりもあり、仲間たちもキャラがあって何より良い奴も多い、そして後半に仲間たちの隠していた謎も徐々にわかっていく、という凄くストーリーとしても魅力的でした。

戦闘が何より面白いので、話を進めていくのにストレスがなく、なおかつ仲間のバッググラウンドが徐々に意図せず見えていく、と言う設計が非常に王道RPGらしい作りで、とても楽しく遊びました。ボリュームも相当で、僕はやりませんでしたがやり込み要素も隠しダンジョンも多く、クリア後も楽しめる作りで、ナムコRPGってイメージなかったですけど面白かったです。ドラクエ並みのやりやすさがあるゲームだと思います。だらだら進んでもなんとなくストーリーの輪郭が見えやすい。

メッセージも温かく、また主人公が『オレはもう選んだんだ、忘れたのか』というセリフを親友に吐くのですが、『決断』が根本的なテーマに流れていて、そこの説得力と周りが徐々に主人公に影響されていく過程がとても魅力的でした。

カロル君と言う少年が自己投影先になると思うんですけど、見栄っ張りだけど背伸びしているカロルが成長していく過程がゲームやる人に寄り添ってくれていると思います。

あとはテイルズ特有の勧善懲悪ではないラスボスも良いなと思いました。基本的には悪人が敵役は多いんですけど、根本は世界を良くしようとして動いていた、の先での戦いなので。最後に悪い奴こらしめて終わり、よりかは捻っていて好きですね。ただ、ドラクエFFはそこがシンプル勧善懲悪なのでわかりやすく爽快感がある、ということを他のイマイチなテイルズをやって(主にエクシリア)思いました笑。

話ややこしくされると訳わからなくなりがち。

あとはFFドラクエにはない、スキット、というコマンドが良いですね。

キャラたちの会話が聞けるので、どういう人たちなのか見えるので共感しやすい。スキット表示出ていたらとりあえず見るぐらいには楽しんでました。声優さんの演技が上手いから見たくなる部分も大きいと思います。

あとは、個人的には乗り物となる生き物がいて、それと会話したりするのが細かくて気が利いてるなー、と。アビスの場合時々だけど、飛空艇の運転手と会話したり、『疲れてないか?』とかを気遣う場面が出てきたり、ああ、この人達は生きてるんだなというしっかりとした演出を入れてて、まあもしかしたら邪魔なのかもしれないけど世界観的にあって良いと思うので。

ドラクエで船の運転手に何か喋ったり、ラーミアに『疲れてない?飛べそう?』なんて聞く描写はないので。まあ堀井さん的にも、ゲームにプレイするのにいらないというか手間かもだからカットしてたんだろうけど。テイルズオブエクシリアだと人間ぽくしようとして逆にメインのパーティにいれてないと仲間が文句言ってきたりするというクソシステムを入れたせいで、そいつのこと嫌いになったりします笑、バランスですね。ローグギャラクシーというレベルファイブドラクエチームが作ったゲームも、ダンジョンが長いと、『まだつかないのかなー』みたいなこと言うクソシステムで、普通に散策してたのに、『なんか確かにこのダンジョン無駄に長いかも』って思わされることがあったりキャラに人間味を加えようとしたらストレスを増やすだけのシステムになってしまった感じ。つまり堀井雄二さんは最初から最適解を選んでたと言うこと。

あとは声優さん皆温かみあって良いですね。PS3は声優さんの良さを知ることが多いです。フレン・シーフォ役の声が岡部倫太郎と同じ声なことに衝撃を受けました。別人じゃん。正統派優等生騎士と鳳凰院凶真でここまで声質変えれます?ってぐらい違う。宮野真守さんすげえ。

すごい大所帯のパーティなのにいらないなーみたいなキャラがいないのも色付けが出来てるなーと。

 

アニメ臭いのが数十年前から当時苦手でテイルズはあんま手付かずでしたけど、食わず嫌いだったかも。藤島さんのデザインて『ああ女神様』あたりのイメージでどうもアニメイト臭くてダメだったんです。今は偏見なくなりました。

けどちょっとアニメ演出が苦手な人にはおすすめはしません。ただ一番アニメ演出臭いキャラのパティが、実はしっかり正体で無意味な演出じゃなく伏線だった、あたりはうまいフェイクだと思う。

あと、アクションRPGが昔から苦手なのでアクションRPG(ほぼ今市場のメインになりつつあるけど、ターン制の方が忙しい時に簡単で良いのに)が苦手な人はイージーでやった方が良いです。比較的簡単なFF7リメイクでも僕は苦戦してる人なのでヴェスペリアも僕はイージーでやりました。

エンディングがすげーあっさり終わるんですが、その余韻を残す感じが人気なのかもなあと思いました。エピローグなしの分、想像の余地があって良いなと。

ボニーピンクさんの主題歌も凄いハマってました。歌詞がしっかりテーマに沿ったものでとても良いです。アメリローカライズバージョンの英語の詞のバージョンと日本詞で、二つで主人公ユーリ側、親友のフレン側で歌詞を書き分けてるというのもボニーピンクさん凄いなと。ヴェスペリアXboxメインで発売された段階でメイン層のアメリカ市場を狙ってたのがわかります。実際内容の良さで売れたらしい。YouTubeでテイルズ関連の動画に英語書き込みがやたらついてるのもそこの層を取り込めてる証拠なのかなと。Ring a bellのコメント欄も英語圏ばっかり。ゲームはたまたま中古で買ってやると曲を初めて知ったりすることあるのでゲーム主題歌やったりするアーティストはそこで印象深くなる。テイルズはつけっぱなしにしてるとオープニング何回も聞くことが多いので。

個人的には内容重い分深みはアビスの方がより好きですが、ヴェスペリアは誰が遊んでも楽しめるマイルドさがあると思います。

PS3は名作RPG多いですね。

映画も見るし、小説も読むんですけど、ボイス付きで時間かけて面白い話だったりするので、没入しやすくて良いなと思います。ゲーム舐めがちですけど、十分映画並みに語られて良いメディアだと思ってます。本もプライムリーディングの借りたのが溜まってるので読まないとなー。今後も本や映画と同じようにゲームの話も書いていきたいですね。

時短というものに飽き出してるので、時間かけて噛み締めるのにとても適したエンタメだと思います。

おすすめです。