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どうも!6/17生まれふたご座A型の『カモメ』のブログです。 ハゲてます。サッカー大好きです! ●ツイッター、等リンクはプロフィール欄へ  はい!画像は10年前です。

ラスト切なくも優しいラジアントヒストリア(DS版)

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ラジアントヒストリア パーフェクトクロノロジー - 3DS

ラジアントヒストリア(特典なし)

システム | ラジアントヒストリア パーフェクトクロノロジー - 公式サイト

ラジアントヒストリア、物語がとても良い、との話でやりました。期待しないでやったら、後半かなり面白くなったのでシナリオの作りが凄く良いんだなと思わされました。

DS版やりました。3DSのアップグレード版ありますが、絵柄が取り替えられ、声優ボイスとシナリオの追加があるらしいです。王女をベリーショートからロングに変えてるのが個性消してる感じに。

DSのボイスなしでやってたので、YouTubeとかで3DS版のちょろっと見ましたけど、ボイスありだとなんか違和感ありますね笑。頭の中で自分の思う声でキャラが喋ってる感じでテキスト読むので、アトの声が完全に萌え萌え系の声だったので。3DS版先だったら違和感なかったのかな。

 

 

ストーリーは、アリステルという国の諜報部の戦士ストックは上司のハイスから新たな任務を告げられる。その際に「お守り代わり」として謎の書物『白示録』を渡される。二人の仲間をあてがわれて任務に向かうが途中、橋に渡るルートを選択した所敵軍の死神の異名を持つバロミデスに遭遇し部下二人殺され、ストックは川に飛び込み命からがら逃げ切る。その後目を覚ますと、ヒストリアという歴史の分岐に立ち会える場所に立っていて、二人の子供たちから『白示録』によって、世界が滅び無いために、歴史を正しい方向に修正してほしい、という話をされる。そして気づいたら再び殺される直前の世界線に戻される、というところから始まる物語。

常に二つの選択肢から判断を迫られる中で選ぶ、という話になってます。


まあタイムリープものをRPGでやった、という感じなんですけど、正伝、異伝、の二つの世界線を行き来してクリアーしていくゲームになります。

シナリオは後半にいくにつれ、何故タイムリープ出来るものをストックにハイスは渡したのか、何故歴史を修正するべきなのか、他にも謎が散りばめられてるんですが、前半の伏線は全部回収されます(しっかりストーリーをクリアーしてれば)

最初の世界線で死んだ仲間二人(レイニーとマルコ)は、メインパーティになるのと仲間も6名まで増えます。レイニー、マルコはあんなに最初のモブ感あったのが、ストーリーでとても良い奴らなのがわかって親しみが持てます。ただ、マルコのバッドエンドはちょっと生々しかったですね、恋愛の恨みは恐ろしい。レイニーのサブストーリーの後半の行動も意外で、よく作られてますね。全員のキャラが立っているのでサブキャラでも良い味出してます。

サブストーリーが良くて、他にも自暴自棄で軍に喧嘩売って無駄に殺される一般人を、やめとけ、と喧嘩になる前に止めておくと、あとあとレジスタンスの仲間と繋がる重要な流れに繋がったり(そいつ本人は真面目になるけどレジスタンスには入らないけどね)。落盤事故で亡くなる兵士を落盤事故を抑えたおかげで助けられて、剣技を教えてもらえたり。あとは帝国軍の女将軍ビオラの話がとても良いんですよね、帝国軍側がクソの代わりに、カリスマらしく勝てない戦いとわかってても国に準じて戦うのも美しいし、他の世界線覗くと、よりいろんな想いがわかるので、かなりグッと来るシーンです。このゲームでビオラはラスボスより苦戦しました。他にもとてもキャラの立った若い戦士が歴史の分岐点上にいないせいで、確実に主人公を助けるために犠牲になるけど助けることは出来ないなど、なんでもかんでも修正できるわけではない制約も良かったです。ちょっとした行動で物事が変わるのも面白い。

選択次第でバッドエンドとか、進めない、とかあるんですけど、その場合はまたタイムリープして別の世界線で物事を解決すると、元々いた世界線も進めたりするようになるので、作りとしては親切です。困ったら別世界線に行く、の繰り返し。特にストーリー進めるのに困りませんでした。

 

ただ、戦闘システムは独特。9マスの中で詰将棋のように戦うグリッドシステムを採用してます。

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相手を後ろのマスに弾き飛ばして、その後ろのマスにトラップ魔法とか仕掛けて大ダメージを与えるとか、かなり斬新なシステムでした。ターンを入れ替えたり、ターンを先に敵に渡す代わりに、自分達の連続の攻撃になればなるほどダメージが上がる作りになってます、よく考えられてる。面白いんですが、ザコ戦も時間がかかるのでそこは面倒ですけど、システム自体は面白いシステムでした。

音楽は安定の下村陽子さん(ライブアライブ等、名曲多い)なので、とても良かったです。下村陽子さん、サントラAppleミュージックにないのが毎回残念。

 

 

単純に正伝と異伝、シナリオ二つ分を作ってるのでシナリオ膨大。そこにサブストーリーも回収すると有益な武器や技が手に入る上にストーリーも良く、(ただすげえ歴史を行き来することになる)、まあやらなくても問題ないのでそこも良い。ただ、エンディングがトゥルーとノーマルと別れてるので、ノーマルでもエンディングに関わるサブストーリーが特定10個分あるので、そのクリアしたクエスト分エンディングが増えます。まあめんどかったら動画でも探してください笑、ただサブストーリー回収してないとなんの話してるかわからない所もあると思いますけど。で10個全部クリアしてるとトゥルーエンドが見える、という作り。実は最初から攻略サイト見れば普通に回収できると思います、大変だけど。ただ、見ないとリアルシュタインズゲート体験をするぐらい時空を行き来することになると思います。

 

ストーリー展開も段々面白くなるというか、ちゃんとラストに向かって色々積み重ねてる話なんだなと気づきます。多分やった人はストーリーの良さ伝わると思うんですよね、多分主人公以上にサブキャラの行動に考えさせられる場面が多くて。pixivで描かれてる人が思い入れたっぷりの作品が多く、熱量の大きさが、知名度のなさよりも際立つ地味な名作です。(大体のゲームの熱量は二次絵師の熱量の多さでわかる)

エンディングも切ないんですけど、ちゃんとこちらの思うような暖かい展開も用意してくれてるのでそこも良かったです。ラストになるにつれ重たくなるけど、ただただ主人公ストックの聖人さに震えました。人を思いやる、希望と優しさのある儚くも切ない話でした。アトラスさんのRPG面白いですね。ペルソナもですけど。(このゲームのディレクターさん、幻影異聞録#fe作ってた人だった。そりゃ好みだわ。)

ぜひ遊んでみてね。(PS5、Switchの時代に)