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どうも!6/17生まれふたご座A型の『カモメ』のブログです。 ハゲてます。サッカー大好きです! ●ツイッター、等リンクはプロフィール欄へ  はい!画像は10年前です。

世界を冒険させてくれる名作JRPG、ただ狂うほどめんどくさいゼノブレイド (Wii)

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去年末とかにやったけどこの記事を途中で書き足そうとして忘れてアップも忘れてました。

いやあ、面白かった、ゼノブレイドWii版で大昔買っといて放置してたのをようやくやりました。

PS3でHD画質に慣れてたので、Wiiの序盤画質の荒さとCGの荒さ、実は当時のWiiのスペックからするとかなりスペックオーバーな規模の壮大な作品なので、実はステータス画面出すだけでSwitchに比べて明らかに長めの遅延があるのがマッハストレスだったのですが、結局慣れました笑。まあ昔のハードの事を今やって文句言うならSwitch移植版買えよって話なので。後半にはむしろなんの違和感もなくやれてました。

ペルソナ5もそうですけど、最近の名作RPGはやり込み要素が凄すぎてめんどくさい、ただこのハードルを越えられた人のみが物凄く楽しめる仕様になってると言うか、ハードなRPG好きこそ絶賛できる作り込みがある作品が褒められてる気がします。

いや、各方面で絶賛されてるだけあって、名作でした。ストーリーが本当に引き込まれる、予想外の展開で二転三転するんですよね。あとはサブクエストの多さ、狂うほど多いですが、経験値が膨大に簡単に入るので慣れるとやり続けます。ただ、このサブクエもあとで書きますが曲者です。

あとマップが広い。作り込みがやばい、ここまでいけんの?どこまでいけんの?しかもここいけるのか、と思ったらサプライズで色々あったり。作り込みがエグいと言うか、MMO RPGのように広い探索範囲で度肝抜かれます。なんか秘境を越えたら風景も綺麗に感じるし、広さに底が見えない感じが凄い。で、バグにも遭遇しないと言う。この多さならもっとあってもおかしくないのに、凄い。

あとは戦闘が序盤ググらないと訳がわからないというか、任天堂作品にも関わらずチュートリアルが少な過ぎて何をどうしたら良いか分からず最序盤の機神兵との戦いで死にまくってWiiを叩き割るところでした笑。あとはアイテム回り(ドロップアイテムが多すぎて管理がめんどい)、補助アイテム(ジェム)周りも説明不足でわけわからん。あとは戦闘技も経験値を手に入れたら能力値を上げるのも自分でパラメータ振り分けなくてはいけないので、何も気づかないと最低の能力で序盤ずっと連戦したりしてしまって大変になります。

基本的に管理する項目が最初に把握しきれなくてコントローラーを投げ出す人が多いと思います。ドラクエを10としたら70項目は管理しなきゃいけないイメージに感じました(そんなにないけど明らかに最初膨大なタスク量に見える)。レベル上げで終わりで良いのに、技のゲージの振り分けとか勝手にコンピュータでやってくれ。(Switch版とかだと改良されてるのかな?)

ただ、それを帳消しにするぐらいストーリーが気になる展開なので、進めつつ、検索してバトルのやり方を覚え、マップも広大なので散策し、ジェム作りのコツを覚え、サブクエの攻略サイト見ないと絶対的にこなせないものを少しづつこなし、適正レベルまでいったら進む、を繰り返してるとハマります。

良いストーリーはある程度のめんどくささを超える。

お話としては、機神兵(機械のようなモンスターのような存在)がこの世界で侵攻を繰り返しており、ホムス(この世界における人間)に襲いかかるようになってから、ホムスモナド(ゼノブレイド)という、人間は斬ることができない、対機神兵用の兵器を使って対抗していた。伝説の戦士ダンパンは先の戦争で唯一モナドを扱え、機神兵を退けていたが、その兵器の力を制御出来ず負傷してしまう。

その後、ダンバンが療養する故郷コロニー9で、モナドの研究をしていたシュルクという少年が、友達のライン、ダンバンの妹フィオルンと暮らしていると、機神兵がコロニー9を襲撃してきた。ダンバンは負傷した右手を使えず左手でモナドを使うが制御出来ず、モナドを落としてしまう。シュルクが応戦しようと思わずモナドを手にすると未来を見える力(ヴィジョン)が発動し、敵の動きを読んでモナドで機神兵を撃ち倒していく。しかし、顔を持ち、言語を操る機神兵(フェイス)が現れ、モナドで斬れない謎の相手と対峙することに・・・という内容。

後半も結構熱い展開というか、泣きそうになるような良い展開があるんですよね。基本は戦争もので悲しいんですが、他民族が入り乱れる世界観なので、世界共存をテーマにしてるというか、根幹は人種問題とかも上手く取り入れていて、でも皆手を取り合って頑張る、という任天堂らしい話になってます。

主人公が街を出て戦いに行く理由も非常に納得がいく導入の良さと、個人的には序盤で悲しみを背負うダンバンと、恋人が機神兵の襲撃で行方不明になった女傭兵カルナがかなりお話の中で魅力的でした。未来視(ヴィジョン)も上手い事メインやサブストーリーの核のお話として使われ所が良かったです。あとは、メインのキャラたちは悲しみを背負っててもそうでなくても、とても優しく良い奴ら。呑気に喋ってると見せかけて気遣いができるキャラがいたり、全員好きになれるキャラたちでした。

後半に展開をすごい差し込んでくるから、序盤で見捨てなくてよかったです笑。サブクエストが面倒でやめようかと思ってた。序盤の展開でかなりびっくりしたので、この展開で最後心温まるハッピーエンドにしてるのは凄く良いなと思いました。シリアスさが本当丁度良い。

声優さんがメインキャスト本当完璧でした。僕声優詳しくないのでアレですが、シュルクとかラインとかメリアとか、皆全員本当入り込める演技なんですよね。ダンバン役のベジータでお馴染み、堀川りょうさんは声の男らしさもそうですけど、深みがあるというか、師匠格的なキャラなんだけどどこか愛嬌があって、序盤の出来事があったおかげで、周りに優しい声を掛ける際にも何処か優しさの理由が透けて見えるような演技でダンバンはとても好きなキャラになりました。そして後半の展開はかなり意外なので、あー面白いなと。

音楽もさすがの下村陽子さん。サントラ買うレベルには好きです。壮大なストーリーに、バイオリンとかの楽曲本当素敵なの作りますよね。

バトルも、基本操作キャラ以外はオートバトルになるんですが、ゼノブレイド(モナド)を使えるようになったらサクサク進むんかいなと思ったら、必殺技(モナドアーツ)の斬るコマンドを選び続けると詰む仕様、という。いや斬りまくるアクションがウリじゃないんかい!『斬』意外にも『盾』とかあるんですが、結局補助系のモナドアーツを選択するのが勝つ近道、という初見殺しな内容になってます。いや、ゼノブレイド なのに補助中心で使わないとまずいんかい、と思いました。斬アクションを使うとモナドを100%使い切ってしまう、盾は25パー、補助系は少なめのパーセントとか比率が決まってるので(ここらへん説明もゲージ表示もないから本当調べんとわからん。斬が盾4回分なんですとかチュートリアル表示は必要だよ。)、ボスの強力な攻撃は盾でかわさないと仲間が即死、とかがあるので余力残すために斬を無闇矢鱈に打てないんですよね。しかも斬威力そんなでもねーし。モナドアーツ(ゼノブレイド 、剣の必殺技ステータスのようなもの)も経験値をスキル振り分け必要なんですが、僕はラストバトルまでモナドも振り分けできるの知らないでやってましたけどクリアーできたんでまあなんとでもなりますね。

ただ、オートバトルも慣れると楽でした。ほぼ僕は回復役(カルナ)だけやって、ダンバンとシュルクに攻撃役をやってもらって凌ぐ、で最後まで通しました笑。攻撃もシュルクでやるとヴィジョンのせいでやる事多くて嫌になるので(未来見えるせいでボスの強い攻撃が予測できると判断しなきゃいけなくていちいちめんどい)ほぼ細かい事はシュルクオート任せでした。結局主人公をサブキャラとして見守るような立場でプレイできて、ある意味バトル苦手な自分にはこのプレイは合ってました。慣れてる人はそんなんせずに回復も無しでも自動回復できるやり方あるそうですけど、そんな慣れる前に早めにクリアーしたかったのでこれでスムーズに行けました。

最初はサブクエストの方が楽にレベルが上げられる仕様なので、街でお話を聞いて問題解決して多めに経験値を取る作業をする羽目になるがこれが最初苦行に感じる。

ただ、お話が良くて、機神兵との戦いで親を亡くしたノポン族の子供(ノポン族はマスコットキャラのような見た目の種族でかわいい。ホムス族と共存してるのが当たり前の世界観になっている。)が、ホムス族(人間的な種族)が親を守ってくれなかったのではないか、とホムスの人たちに不信感を抱いているが、周りのホムス族の人が傷を癒せればと絵本作家が彼に絵本を作ってあげるサブクエや、病気のおばあさんの薬を探す事で病気を治したらその子の世話をしてくれる人になったりと、ヴィジョンで見える明るい未来を構築するためにクエストをこなすごとに周りに絆が深まっていく。そして子供も明るく立ち直っていく、など非常にポジティブなお話になっていてそのクエスト数が膨大な量だけど、全部こなす必要もなく必要なレベルまで行ったらやらない、とか自分で考えて動ける。やり込みの量もそうだけど作った側のテキスト量えげつないと思う。ほぼオープンワールド

ただ、攻略サイト見ないとサブクエストの話しかける相手が無尽蔵にいて、どこにいるかもわからず、彼らは恐ろしく綿密なシフト制を敷かれているのか8:00から17:00まで、この人は21:00から翌朝07:00までしか指定の場所にいない、とか、またその情報はゲーム内で出てこないのでサイト見ないと無理。(時間は時計をゲーム内でいじれる仕様)

いや、この作り狂ってるだろ!メインクエストじゃないから良いけども。長老も時間制のシフトバイトやらされてんのかなと思うわ。ただ、音楽が素晴らしく良いので、ずっと聴いててもなんか慣れると苦痛ではなくこういうもんだなーと楽しめる。飽きが来ない良い音楽重要。

キズナというステータスも、ジェム作り、というステータス補助のアイテムとかもあるんですが、もうキズナに関しては僕は放置してました。やることあり過ぎて手が回らないから程々に楽しむ程度に。ジェムはまあまあ作りましたけど面白い要素でした。

作る側もこんだけ膨大に用意するだけで容量圧迫だろうし、鬼のような作業量でしょう。ただ、しっかりしたサブストーリー多い。そこでクエストを終えて移住したおかげで生き延びることが出来る人もいる。

作り込みがエグ過ぎる。サイト必須。

そしてクエスト終えてお互い仲良くなった相手との絆も相関図にも可視化されてステータスで確認できる(サブクエの相手同士の伝言ゲーム仲介して、仲良くしたり、仲悪くなったり)。恋愛の三角関係の中立役とかはどっちにつくかで変わる。人間の絆を見せるためのゲームなんだなとわかりました。面白い。ただ、本当面倒。全部こなさず6割ぐらいしかやってませんが楽しめました。本当丁寧な仕事。

あとは機神兵に壊された街を復興させていくクエストもあり、住居や商店などレベルに応じて復興するだけ良いものが手に入る、という街復興というサブゲーム的な要素があって、これも大変。素材集めも、先にクエスト進めたおかげでそこの街が崩壊して取りに行けないものが出てきたりでもうめんどくせえので4割復興程度で放置しました笑。

ほかにも腐るほどやり込み要素あって、ラスボスより強いモンスターを倒すクエストもあったり、もうあり過ぎるのでクリアしたので全無視してます。ただそれでもなかなか楽しめました。Wii版だと99時間カンストですが余裕で99になりました。水木一郎先生のブレスオブザワイルド3000時間には負けますが。ここまで長くRPGハマってやることはもうないと思う。

任天堂ハードなのにプレイステーションにおけるトロフィー要素(達成目録的なもの)も表示があるので、何が面白いかは知りませんがトロフィーマニアには嬉しいのではないのでしょうか、僕はしませんが。

正直PS3スペックでも溢れるようなものをWiiに詰め込んでるので、本当よくこんな容量いっぱいの凄いゲーム当時Wiiで作ったな、といった感じ。衣装チェンジもビジュアルに反映されます。終わったエンディングのハッピーエンドも、良い作品やらせてもらったなー、という気分になりました。死生観や人種差別など対峙するテーマが多岐に渡るので、名作と言われる所以がよくわかりました。

当時PS3のスペックで詰め込めないとパンパンになるものを、Wiiに詰め込んだ製作陣に感服です。

おそらくSwitchの完全版ゼノブレイド ディフィニティブエディションは確実に遊びやすいことでしょう。任天堂ハード以外では楽しめない名作です。中古もSwitch版が値下がりしないぐらい価値の高いものです笑。

是非遊んで下さい。