かなりの名書だと思う。
構成の安藤隆人さんがかなり粘って絞り出したインタビューの賜物だと思う。
黒人のハーフとしての差別、幼少期のトラウマで美容室に行けなくなったこと、自分の感情を殺して生きてきた事の話、奥さんとの話、どれも濃くて、
こういうサッカー本は読んだことない。
サッカーのみに特化した本にしたくなかった、とのことだけど、これはもっと読まれるべき書籍だと思う。
そして同学年の南野拓実選手、そして白血病から復活したアルビレックスの早川選手とのアンダーのユース頃からの話とかはとても楽しく読ませてもらいました。
昨今の人種差別問題にも警鐘を鳴らす、良い本だと思う。
何よりハーフの黒人の子供、そしてひとり親の子にはとても助けになる本だと思う。
まあ図書館から借りましたけど、そこは許してね、お金ないので。