準々決勝スウェーデン戦。
相手はアメリカを3-0ボコボコにしてトーナメントに来てるので、自信を持って戦ってました。
ただ、日本はこの決勝トーナメントにしてやってる内容は一番良いサッカーだったんではないでしょうか。同点の長谷川唯のクロスアイデアは素晴らしかった。
ただ、フィジカル的にかなり分が悪く、身長差を狙ったクロスの応酬。カナダもここらを狙ってましたけど、タッパのない日本はショートパスなり、ショートカウンターなりでいなすしかないんですが、攻撃のアイデア不足が深刻でした。
VARのPKがなくても難しかったと思います。
予選のサッカーの段階で上に勝ち上がれる内容じゃなかったので。
岩渕が怪我を押して出てましたけど、そんな無理をしなければ戦力が他に揃ってない状況を作った高倉監督に責任はあると思います。2016から指揮を取ってこのアイデア不足は完全に監督の責任です。
アンダー世代をフジテレビがリトルなでしことして大会を取り上げたり、ユースの王者になったりしましたがその世代もそこまで伸びきらず、ワールドカップ澤さん達が世界王者になった時の遺産を回収できませんでした。多分なでしこはソフトボールほどの『ここで勝てなかったら日本女子ソフトボールは終わる』の決意が足りなかったのだと思いました。別に来年以降も五輪サッカーはあるので。
なでしこが世界王者になったあと、日本男子サッカーは成長を遂げて、海外組やJでレギュラーの人間のみがスタメン張る、もしくはクラブレギュラーだけど層が厚いので代表スタメンすら外れる選手だらけ、という塩梅でとてつもなく強くなってます。
おそらくこのままだと2018で怒涛の活躍をした柴崎岳もワールドカップでレギュラー外れるレベルでボランチも他のポジションも育ちまくってます。
なでしこがやるなら男子も、という部分は多かっただけに、なでしこの凋落は本当にもったいない。
澤穂希クラスの選手を待つよりも協会も男子サッカー並みの強化に本腰を入れる段階にきてるのかなと思いました。