カモメのサッカー番組やるまでやるよ!

どうも!6/17生まれふたご座A型の『カモメ』のブログです。 ハゲてます。サッカー大好きです! ●ツイッター、等リンクはプロフィール欄へ  はい!画像は10年前です。

リコリスリコイル面白かった

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リコリス・リコイル、アマプラでちょびちょび見てるのが最終回まで終わった。

小島秀夫氏が褒めていたので気になって視聴。

可愛い女の子が銃を持ってる、銃撃戦をしてる、というのは日本アニメでなんか昔とかにも見たような。

まあ国家の粛清部隊的な存在として、女子高生を隠れ蓑にした、対テロ等の迎撃部隊が存在してて、国家的にやばい事件も彼女ら国家絡みでウチ内に処理してる、という話。(かなり知らない人用にわかりやすく書いてるからファンは怒らないでね)

汚い親父がぶっ放すよりも見た目綺麗な女の子だから良いでしょ、という安易な選択に見えた話だけど、ストーリーラインはとても見やすく、食べやすく、お話のもって行き方もスマート。銃で生き死にもあるのに、そこは記号的な表現で、本当は佳境実は重たい話なのにあんまり重たく見えないのはアニメ層に沿ったお話として表現を圧縮してスタイリッシュに振り切ったからかなと思った。アメリカ制作のアニメだったら、このストーリーラインならゴア表現とか、生き死にの悲しみを敵側の死とかすら演出として見せるものだけど、基本的に特に男とかは完全なモブの表現をしてるので、あくまで可愛らしいリコリス部隊達の葛藤やら動きやら可愛いビジュアルやらを描くことに振り切ってるんだなと思った。

ちょっと昔と違うなと思ったのが、普通にゲイの方がいるんですけど、描き方が昔と違うと思って時代の変化を感じました。まあゲイとわかるのが途中の回で、バーで知り合いのおっさん二人で飲んでる場面で良い雰囲気で、主人公たちがそれを見て恋愛関係なのを察知する描写、というのがそのシーンの意図だったんですけど、それに関しても別にジェンダーの時代なので、その後も特に普通のこととして処理してるのも今時だなと思ったし、オレは正直おっさん二人がバーで飲んでる描写で、仲の良い友達なんだなぐらいのつもりで見ていて、主人公達は『男同士で仲睦まじく飲んでて、友達じゃなくて恋愛関係なんじゃねえの(言っては無いがジェスチャーのみでそう感じた)』というややいじりに近い、昔の漫画でよくあった今となってはゲイ蔑視に近い描写(2000年代はこういう描写はアニメだけでなくゲーム等でも多分にあった、同性愛自体を秘匿にすべき、という文化だったので)だと思ってて、別に普通の友達なんだろうなと見ていたので、途中で肉体関係を思わせる描写で初めて(あ、この人たち恋愛関係なのか)と気付かされたので、あとでそのバーのシーンの意味合いを完全に履き違えていたことに気付かされました。昔の古い感覚でこのお話を見ていたんだなと思わされました。ちょっと失礼な感覚だったなと思い反省しました。ラストにその部分も引っかかってくるのもストーリーとして上手かった。

まあ主人公が基本殺さずな精神なのもフックとしては良かった。まあそもそも見てるアニメ文献が少ないからなんとも言えないけど。良くも悪くもアニメ表現として最適化されてるお話なので、リアリティとか考えたら肩透かしを喰らうかなと。

シナリオ的にも後半に展開も用意してて、映像も綺麗でスタイリッシュ、主人公が強いのには理由がある、みたいな後半に向けてもスナック感覚で見れるわかりやすさがある。ただ、スタイリッシュに振り切ったせいで匂いのある部分が一切なく無味無臭になってるのがちょっと(生臭い部分や恋愛に関しての悩みやら諸々の部分の描写が完全に無いので、兵士でそこら辺を悩む葛藤とかいくらでも書けそうなのに)そこは気になりました。このかわいいビジュアルでそこの言及ないと人間じゃ無い感が強くなるから。

まあなによりも主人公二人もかわいいから暇つぶしとしても良いし、銃撃戦もなかなかスタイリッシュでカッコ良い。声優さんがとても魅力的でハマってるのもよかったです。ストーリーは期待して見なければ結構楽しめると思います。まあ小島秀夫さんが褒めてるんだから見てもネタにはなると思う。

テンポ良いので一気見で是非。